小冊子教材「むかし話で考えて学ぶ情報モラル」

学習指導要領解説総則編には,情報モラルは「情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度」と定義されています.ところが,情報モラル教育として一般に行われているのは,トラブル事例の紹介から始まるスマートフォンなどの使い方指導やルール作りです.それではいけないと一石を投じることが,本教材開発の目的です.
使い方指導やルール作りには,いくつかの教育上の問題があります.まず,インターネットを一人で使えるようになったと子どもに思わせてしまう「寝た子を起こす」問題です.そして,子どもも教育すれば大人と同じように情報メディアを使えるようになると考えており,子どもが社会性や法的責任能力の発達過程にあることを見落としています.また,情報メディアが持つ特性について考え,使う人にどのような影響を与えるのかというメディア論的な視点も全くありません.
本教材は,このような問題を抱えていた従来の情報モラル教育に代わる新しい情報モラル教育の教材として開発しました.情報メディアの特性ごとにテーマを設け,それらに対応したむかし話を題材として取り上げ,一筋縄ではいかない「情報社会での適正な活動」の背景と理由を考えさせるように工夫したものです.私たちは,情報モラル教育は,情報メディアを使い始める前に,事前指導として行うべきものだと考えています.ですから,情報メディアを使った場面ではなく,むかし話を題材として,情報メディアのアナロジーを使って学べるように工夫しています.
本教材は,小学校高学年の児童が使うことを想定して作りました.でも,題材としては,中学生にも高校生にも使ってもらえる内容だと思います.教育現場の先生方の工夫で,さまざまな利用方法を考えていただければ幸いです.

2017年2月14日
著者代表 村田育也


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(注)小冊子版(面付け)は,A4判両面印刷して,中央をホッチキス止めすると,小冊子になります.

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